2011年11月20日

エアタンクの偏見、嘘と本当の話




ご覧頂きありがとうございます。

エアタンク(外部ソース)と言えば、ハイパワーの象徴とも思われがちで、我々も肩身の狭い思いをしてエアタンライフを過ごしています。

今日は、そんなエアタンクの偏見と嘘と本当の話をダラダラと語ってみたいと思います。
エアタンクを肯定している側の意見という事と、改正銃刀法前のお話も含めた内容となりますので、それらを念頭に入れたうえでお読み下さい。
※現在は新銃刀法に従って、法律を遵守しておりますのでお間違えなくface08

まず、最初にエアタンクにまつわる良くある質問に答えてみたいと思います。

Q1. エアタンクはパワーを無限大に上げられると聞いた事がある

A1. 嘘、通常のエアタンクでは耐圧が20気圧程度で、炭酸ガス(60気圧)を直入すると爆ぜます。
また、通常のホースの耐圧も15気圧程度で高圧にすれば、ホースがぶっ飛びます。
エアタンクに備わっている圧力計の大半は15気圧までで、高圧ガス保安法の10気圧を超えた圧力測定が出来ますのでパワーが問題視される事がありますが、
ほとんどのエアガンは高圧ガス保安法を越える圧力に耐える事が出来ません(バルブが叩けない、パッキンが飛んだり、気密漏れします。)

Q2. エアタンクはパワーを自在に操る事が出来て危険

A2. 本当、レギュレーターによる吐出圧のダイヤル制御が可能で、パワーコントロールは容易に出来ます。
これに伴い、レギュレーターの上限圧を設定したり、リリースバルブや、高圧ガス保安法に抵触しない範囲で0.98j以下に抑える必要が出てきます。
改正銃刀法後の解釈がとても曖昧ですが、出来る限りリミッターを付けて制御するのが理想的と言えるでしょう。
ちなみに、フロンガスは気温で圧力が上下する形となるので、実はエアタンクよりバレル長の長いリキッドチャージ式のガスガンの方がよっぽど危険です。

Q3.昔のハイパワー戦争では血まみれになるゲーマーがいたと聞いたが・・・

A3. 本当、3j近いパワーで遊んでいた、何も防具を付けていないゲーマーが至近距離10m程度で蜂の巣に合った時に血まみれになるケースがありました。(大量出血というわけではありません。)
そもそも有効射程距離が100m近くあったゲームで、10mという危険な距離まで安易に接近した者が馬鹿と言えるような内容です。
ハイパワー戦と現代のばら撒き戦はルールは同じでも、似て非なるもので最大有効射程が4倍近く延びており、ハイパワー戦は実銃に忠実なサバイバルゲームが味わえるのが醍醐味でした。
もちろんその代償として、接近戦時の怪我のリスクは高く、それゆえにゲーマーの大半がフルフェイスで相当な厚着をして防具に対する投資を怠りませんでした。
逆に、にわかのチームでは、装備が貧弱でハイパワー戦に適した状態で遊ばなかったが為に大怪我をする人が見受けられました。
安全面に徹底したチームは怪我人ゼロ、対策が不十分なチームは事故多発といったように、パワーに対しての認識が甘い人間ほど怪我をするというのがハイパワー戦の常識でした。
結論として、血まみれになったゲーマーは実際に存在しました。
電動ガンで0.98j以下のゲームを行っていても、歯が欠けたり、ハイサイクルの銃で出血なんて事故はありますので、どんな条件下であっても怪我は参加者の射程に対するパワーの認識や防具に依存したところが大きいといった感じですね。

Q4. エアタンクを使えば簡単にパワーアップが行える

A4. 嘘、アサヒ、JAC全盛期に活躍されていた古参ゲーマーのハイパワー妄想自慢で語られる事が多い、いい加減な嘘情報です。
単に圧力を上げただけでは銃本体の耐久性が持ちませんし、効率良くバルブが叩けません。
実際に10気圧をかけてもまともに高出力のパワーアップを図れたのはアサヒのエンジニアチームなど構造に熟練した者だけで、知識の低い者には扱う事が大変困難でした。。
実際にBV式を高圧で快調に作動させ、なおかつ5、6j以上のパワーを出せた職人は数えれる程度しか日本には存在しませんでした。
大半のユーザーは2.5j~3j程度のパワーしか出せずに、人体に危険が及ぶパワーまで出力を上げる事が出来ませんでした。
余談ですが、ハイパワーの代名詞と言われるボルトアクションライフルのSS9シリーズでもスプリングを変えた程度ではせいぜい4j程度のパワーで、そのパワーを出すには物凄いテンションのスプリングが必要で、コッキングはボウガンのリロードと同じぐらいの力のいる大変難儀なものでした。
BV式、コクサイ方式など外部ソース式のエアタンクを使うモデルは、簡単にパワーアップが出来てしまうような偏見が持たれていますが、実際には高出力で安定させるのは、機構を熟知する必要があり素人が弄ったところでは電動ガンのハイパワーカスタムに毛の生えたような出力しか出す事が出来ませんでした。

Q5. エアタンクゲーマーはゲーム中にレギュレーターを調整してパワーアップしている!!

A5. 本当、実際に一部の悪質なゲーマーがそのような悪行を行っています。
良識のあるゲーマーはリミッターを入れたり、レギュレーター自体を封印してゲームを行っています。
エアガン、電動ガン問わずに何処にでもレギュレーションの網を抜けて、ズルをしようとする方は少なからずいらっしゃいます。
レギュレーターを固定しないで遊ばれている方が多いので、それが原因でエアタンク禁止のフィールドやチームが増えてしまっているようです。信頼を得たいのであれば安全をアピールする事も重要です。

Q6. 炭酸ガス(グリーンガス)を使うとハイパワーだ、危険で怖い

Q6. 嘘、炭酸ガスレギュレーターを介したトイガンほど安心がおけるものはありません。
エアガン用の炭酸ガスレギュレーターは特殊な形状をしており、既存のエアタンクなどの制御レギュレーターが流用出来ない点から、ノーマル状態では絶対に10気圧以上の圧力をかける事が出来ません。
現行品のサンプロジェクト製のレギュレーターは5気圧固定である事からもエアタンク、フロンガスより安全です。
旧型のマルゼン、ニッケンなどの固定レギュレーターも最大固定圧力が5.5気圧である事から、フロンガスの最大圧力で撃った時よりも低圧で使用する事が可能です。
逆にこの出力で初速が超えていたら、そもそもフロンガスの時点で銃刀法違反となるわけです。
炭酸ガスは60気圧といった高圧のガスをボンベ内に保管しなければいけない関係から、エアタンク以上に強度の高い材質でボンベが作られています。
爆ぜるリスクはエアタンクと比べてもはるかに低く、実際事故にあった例もここ20年のデータで一度もありません。
炭酸ガスの脅威はあくまで、直結させた場合による事であって、温度による昇圧、減圧の影響も少なく、レギュレーターを介した炭酸ガスボンベはかなり安全なものと言っても過言ではありません。
過去に銃関係の雑誌で危険性を煽るような記事が書かれた事がありましたが、あれは全く化学、物理的にも説得力が低い批判内容で信憑性が低く、理系の知識が無い無能なライターが思い込みで書いただけの事実無言の内容です。

Q7. エアタンク=ハイパワーの象徴と言われる原因は?

A7. しっかりとルールが制定されていない80年代のガスガン全盛期、パワー戦争最盛期の時代に、低所得者や子供が何も装備を整えず、ルールも守らず、後先考えずに適当なパワーで好き勝手に暴れて遊んでいて、それらの銃に使われていたのがエアタンクであった事が主な原因だと推測されます。
「いい加減な装備=怪我が多発する」ことと、「パワーチェックが不十分」であった事から、無法地帯のチームに何も知らない素人さんが参入して、地獄を味わうという事も少なくありませんでした。
その中でパワーを上げる銃の素材として扱われてしまったのが、BV式やSS9であっただけで、電動ガンがBV式ガスガンより前に発売され、パワー戦争の道具として使われていれば、電動ガンもパワーの象徴と言われていたかも知れません。
結局のところ、パワー戦争当時にあった、流行っていた物が必然的にパワーの象徴として捉えられるようになってしまっただけです。
我々としてはこの結論が本意ではありませんが、時代の流れとしてユーザーは適切な捉え方をしていると思います。
極悪と言えば、コクサイM16、MGCブラックパンサー、BV式、マルコシSS9が代表格になりますが、発売された時期が違えば違った印象で捉えられたのではないかと思います。
例えばSS9より前にAPS-2が発売されていたら、間違い無くAPS-2が基地外パワーゲーマー専用銃とでも言われた事でしょう。

Q8. エアタンクは安全ですか?

Q8. 必ずしも安全と言い切れません。ユーザーの裁量によって左右されると思います。
法的にグレーなゾーンで危険な扱いをすれば、リスクは高まります。
逆に安全な圧力で適正に遊べばこれほどコストパフォーマンスに優れた商品はありません。
全て扱う人間の良識に委ねられます、これは電動ガンやエアガンなどトイガン全てに言える事ですね。

結論から言えば、エアタンクは適切な使い方をしていれば安全かつ、クリーンでとても使いやすいものなのです。
しかしながら、パワー戦争時代の名残や妄想ゲーマーの虚言でイメージは確実に悪い物となっています。
パワーをコントロールしやすい性質である事から、他のモデルと比べて扱いに慎重にならなければなりませんが、それはエアガンや電動ガン、通常のガスガンなどにも言える事で、バネのテンションやガス圧、バレル長など銃刀法に抵触しない調整に留める必要があるのはどのモデルにも共通した内容と言えます。

何も知らずに、ただ炭酸ガス、エアタンク、外部ソースというだけで否定的な意見をおっしゃられる方が年々増えてきておりますが、細かい機構やリスク、効果について少しでも理解して頂き、専門のカテゴリー以外の知識も豊富に身に付けて頂ければ幸いです。
嘘が本当のように伝わってしまい、それで廃れてしまうのはあまりにも勿体無いと思います。

  


Posted by First Sniper at 02:28Comments(7)その他

2011年11月19日

マルシン製M1ガーランド 6mmと8mm仕様の違い、不具合について



ご覧頂きありがとうございます。

実物クリップを飛ばすチューニング開発を行った際に、起こった不具合や、8mmBB弾仕様と6mmBB弾仕様のモデルでの、変更点を簡単にご紹介いたします。

まず、一番初めに6mm、8mm共通で起こる致命的な設計不良箇所の指摘から。



ボルトカバーの設計不良です。

本来であればボルトカバーが画像のような線を描いたような傷跡を残さず、その下部にあるレイルの溝に収まる設計となっているのですが、mm単位の設計不良が起きている個体があるようで、ボルトカバーが溝から乗り上げて、溝の上を通過してしまうという事態に見舞われます。
溝の上には画像をご覧の通り、出っ張りが出ていますので必然的にここでボルトがストップしてしまい、閉鎖不良が発生します。
この状態を直すには、一度ボルトを引きなおし、元の溝の位置にカバーを入れ直す必要があり、必然的に二発給弾を行う以外で解決策がありません。
完成品として出荷されたモデルの中には、最初からカバーを引き伸ばしたような跡がある個体もあり、こちらのパーツ自体が設計不良の恐れがあります。
また、出荷直後の段階では快調でも、カバーの擦れによって、パーツが磨耗し同様の症状が将来的に起こる可能性はとても高いと言えるでしょう。
その他のパーツが破損するケースなども含めて、俗に言う200発も撃つとすぐに撃てなくなるというのは、これらの症状が該当すると予想されます。

また、完全に溝の上にカバーが乗り上げなかったとしても、レイル部分の真横で干渉しながら動作をする状況も考えられますので、そこでボルトの後退、前進に致命的な影響を及ぼす場合がございます。
高圧で作動させると、圧力に任せて完全に動作いたしますが、フロンガスで冬場に動かすと高確率で後退不良が起こります。

解決策としては、ディテールを崩しますがボルトカバー自体が乗り上げて、干渉(停止)してしまう箇所を切り落とすか、メーカーが応急処置として行っている内容と同じように更に伸ばして対処する他ないと言った感じになります。
また、その他パーツ部分にも言える事ですが、ネジロック材を使用し緩みのないように心がけた方が良いでしょう。

この不具合の箇所は、当店の快調作動チューニングのメニューの改善内容に含まれたものとなります。




次に、6mmモデルから追加されたパーツについてご紹介いたします。

6mm仕様のモデルは、8mmモデルのパーツをほとんどそのまま流用し、コストを落として移植化が行われておりますが、給弾レイル部分は寸法の変更無しにそのまま流用されています。
8mmBB弾ではジャストフィットするレイルパーツを、6mmBB弾で使った場合、必然的に弾が遊んでしまう事になります。
特に弾の軽い6mmBB弾では、ボルトの前進(ノズルの前進)と同じスピードで弾が必ずしも給弾されず、ノズルの衝撃によって弾がボルトの前進スピードよりも早い速度でレイルを前進し、チャンバーに送り込まれる症状が発生いたします。
これは8mmBB弾にも言える事ですが、遊びがある、重量が軽い6mmモデルの方が、その症状が起きるリスクが高まります。

これらの問題を解決する為に、6mmモデルではレイル中央付近にゴム製の突起が組み込まれ、BB弾の加速を軽減、ストップさせてレイル内でノズルの前進と同期取りを行わせるように新たなパーツが追加されています。

しかしながら、このパーツが有効に機能せずにBB弾がチャンバー手前の坂道でスピンを起こして、ボルトが閉鎖する前にBB弾が本体外へ飛び出してしまう症状が出てきてしまっています。
もちろん、新設されたパーツによってこの症状が起こるリスクは軽減されておりますが、確実な効果は出ておらず、更に使っていけばいくほど磨耗によって不具合が起きてしまうリスクもございますので、このパーツを修正しない限りはまともな動作は期待出来ない状態となっています。
ロットによって改善される可能性が高いパーツですが、初期の物は注意が必要です。

最後に、クリップについてですが、
6mm仕様のガーランドはマグネシウムクリップが標準装備された状態で出荷されています。
しかしながら、クリップ自体は専用設計では無く、8mmモデルからの流用品です。
プラスチックのスリーブが入り、丁度6mmBB弾が8発入るように修正を加えたパーツが付けられたのみという、お粗末な移植となっています。

そして、このプラスチックパーツが大きなデメリットを生じさせます。
それは、クリップの音を激減させてしまうという事です。

当店のM1ガーランド金属クリップの動画で比較検証をした部分をご覧下さい。



8mmモデルを所有されている方にお聞きしたいですが、明らかに8mmモデルのマグネシウムクリップと違った音がしているのにお気づきになられたでしょうか。
プラスチックのスリーブが入り音響が軽減された事により、初期の8mmモデル用に発売されていたプラスチッククリップと変わらない音しか出なくなってしまっているのです。
マグネシウム化してもスリーブが入った事によって、金属化を生かした音響が得られないのです。
8mmモデルでは綺麗な音響が期待出来るのに対して、6mmモデルはとってもがっかりなクリップ音しか楽しめなくなっています。

動画内でも裸のクリップで音の検証をしておりますが、マグネシウムクリップ単体では良い音が十分期待出来ています。
それが、スリーブによって遮られ、結果的にプラスチッククリップと同様の音しか出ない仕様に成り下がってしまっているのです。

これらの問題については、実物クリップによる音響効率アップや、クリップの設計を一部変更する形で対処していきたいと考えております。
実際に比べてみると解りやすいですが、6mm仕様のクリップでまともに音を響かせるのは結構難易度が高いのです。

以上が、M1ガーランドで特に目立つ不具合の内容になります。
これ以外にも2発給弾や、パッキン不良、エアー漏れなど様々な不具合がございますので、ガーランド好きの方は覚悟してご購入される事をお勧めいたします。

また、話は変わりますが現段階で8mmクリップに限定した開発ですが、
純正のマグネシウムクリップでも高音かつ、音響の高いクリップの改造方法を考案しましたので近い内に動画と一緒に公開いたします。
  


Posted by First Sniper at 16:15Comments(0)マルシン M1ガーランド

2011年11月11日

WE AK74 UN ハイサイクルカスタム/スピードコントローラー2



ご覧頂きありがとうございます。
WE製のガスブローバックガン、AK74 UNのハイサイクルプロジェクトについてお知らせです。
既に開発も完了し、問題無く稼動テストを行っていたのですが、
やはりというか、欠陥部品のバルブノッカーが耐久テスト中に破損いたしまして、
動画を撮る前に破損してしまいましたので、現在ノッカーを改めて発注しています。
ノッカー自体をワンオフで製作する事や量産も検討に入れましたが、そろそろRA-TECHが動くようですのでメーカー側の問題収束を待つ事にいたしました。
よって、プロジェクト内容の公表の延期、個体が1丁しか無い点から、最終テストも休止せざる終えなくなりました。

ノッカーが入手出来次第、迅速に動画を上げますので、期待してお待ちになられていた方は今しばらくの間お待ち下さい。
また、部品破損により告知が遅れてしまう形となってしまい大変申し訳ございませんでした。
  


Posted by First Sniper at 16:48Comments(0)WE AK74 UN

2011年11月04日

トップページの簡易リンクを修正いたしました



ご覧頂きありがとうございます。
当店のトップページに早見表のごとく羅列してあるトイガン、実銃メーカーの簡易リンクを追加、修正いたしました。

Webページは

こちら

からご覧頂けます。

データ自体が2009年でまとめた状態で止まっていたので、最新版に更新しました。
まだまだ海外サイトは全然リンクが完成していないので、引き続きネットサーフィンをしながら、随時追加して行く予定です。

下手に検索しても、国内のサーチエンジンでは一発でなかなか見つかりにくい海外リンクがそれなりにございますので、
実銃メーカーなどのサイトの検索などにお役に立てれば幸いです。
廃業したハドソン産業やアサヒファイヤーアームズなどの企業ページも魚拓を利用して、一部の閲覧が可能な状態にしてあります。

少しでも情報サイトの面でもお役に立てるように努力して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。  


Posted by First Sniper at 02:33Comments(0)その他