2011年08月03日

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

ご覧頂きありがとうございます。
今回、ご紹介させて頂きますのは、
アサヒファイヤーアームズ製のブッシュマスターウルトラカスタムのフルチューニング品です。
当方の技術メンバーが作った物です。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

完全なゲーム仕様を前提として作られたカスタム品で、
ブッシュマスターウルトラカスタム(グリーン)をベースに、
ボディの切り詰め、グリップの移動など完璧なブルパップショーティー仕様となります。
パワー制限の無い時代では、ロングバレルが効果を発揮いたしましたが、
今日の新銃刀法改正後にはバレルの延長は必ずしも必要な物では無くなりました。
現在のバトルマスター(サバイバルゲームで勝つ銃)として必要なのは、コンパクト+消音+程よい連射力、これに尽きると思います。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

本製品の仕様はまず、エアースイッチ周りを電磁トリガー(工業用)に変更し、
マイクロスイッチの電子トリガーを採用、エアースイッチ式特有のトリガーの重さを解消しております。
微調整も可能で、スプリング交換のみで自分にあったセッティングが可能です。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

サイレンサーは繊維企業から譲って頂いた消音材を使って特注で作成、
サイレンサー内のパイプも一からフライスで穴あけ加工をし、実銃同様の仕上がりとなっています。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

発射機構はブッシュマスター既存のエアー給弾方式を採用し、
バレルの軸ズレ防止のパーツを作成、チャンバーもホップ対応とし真鍮削り出しで製作いたしました。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

電磁バルブ(電磁弁)自体のバッテリー収納スペースは、アウターバレル上部のスペースを利用し、フレーム内に小型の使い捨て電池を利用しています。
電磁バルブは電力消費が極端に少ないので、かなり長期的にご使用頂けます。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

インナーバレルはPDI製6.01ステンレスバレルのセンターが出た物をチョイス、
バレル長はブルパップですので、このサイズでも300mm程度ございますので精度への影響も皆無です。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

比較対象として用意したのは、マルゼン製のMP5Kチャージャー、M4ストックを付けたのPDW仕様。
サイレンサーを外せばP90以上に取り回しの良いばら撒き銃となります。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

エアー給弾方式の採用により、最終弾の打ち切りも容易に行えます。
燃費もエアースイッチ方式を不採用にした為、エアーカットが確実でBV式にしては悪く無い燃費です。

特注のサイレンサーと併用して使用すると、
消音加工をしたMMCや電磁バルブフルオート系の銃並みに性質が悪い銃となります。

アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様

旧型ガスガンのユニットの消音効果は注目すべき点が多く、
今後も電磁バルブ系の仕様で色々な銃を製作予定です。
また、近況報告としてアサヒの電磁弁のパテント周りの問題が解決され、
エアガンのカテゴリでファーストスナイパー独自のオリジナル電磁ユニットが合法的に作成が可能となりました。
また、電磁系で強かった某店とのトラブルにようやく決着がつき、大量に電磁ユニットや設計図を奪ってきました。
技術的に、とても参考にするべき点がございましたので、これらを参考にして本格的に電磁ユニットの製作が可能となりそうです。
まずは、もっと効率の良い電子基盤の製作から始める予定です。




同じカテゴリー(ガスガン(外部))の記事画像
松栄 ショウエイ MG42 ガスブローバック GBB
アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様2
シェリフ ハイランダーマグナム
同じカテゴリー(ガスガン(外部))の記事
 松栄 ショウエイ MG42 ガスブローバック GBB (2012-02-16 05:19)
 アサヒ ブッシュマスターウルトラカスタム 電磁弁仕様2 (2011-10-12 00:57)
 シェリフ ハイランダーマグナム (2011-06-20 19:55)

この記事へのコメント
はじめまして。質問なんですが、カスタムの依頼は可能なんでしょうか?
Posted by タキ at 2011年08月03日 07:28
こんにちは。

電磁弁銃というカテゴリーには注目している方も多いはず。

独自の技術で面白いエアガンを造って下さるファーストスナイパーさんに

期待します。

頑張って下さい!
Posted by fox-conquer at 2011年08月03日 20:50
タキ様、お問い合わせを頂きありがとうございます。
現在、Webサイトを構築中でして、それが完了してから公開受注を行う予定です。
現状でも承る事は出来ますが、希望のチューニング内容などのお見積もりのメールを頂いて、その条件に対して費用や納期などをご連絡させて頂く形となります。
仕様の解説が不足しておりますい、受注を受けるとして値段も高額になりますので、もしお急ぎでないようであればWebサイト完成までお待ち頂ければ幸いです。
Posted by First SniperFirst Sniper at 2011年08月04日 22:04
fox-conquer様、ご投稿頂きありがとうございます。
電磁バルブ・電磁石に関わる技術の発展は、必ず新しい可能性を見出してくれると信じて活動をしております。
外部ソース、ガスガンのデメリットを補うだけのシステムが開発出来るよう、
色々な課題に取り組んで参りたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
Posted by First SniperFirst Sniper at 2011年08月04日 22:09
ドモッ!この大きさなら使い勝手が良さそうですね。

ただ、外部ソースなのが関東フィールドではネックです。
インパクトバルブ式でリキッド、セミのみの方がより現実的です、こちらでは。
Posted by 腹黒 at 2011年08月04日 22:15
腹黒様、ご投稿頂きありがとうございます。

大柄の男性には使いにくいと思いますが、手の小さい小柄の方や女性の方ならばフィットしやすいと思います。
ノーマル品と同じでフルオートオンリーですので、撃ちすぎに要注意といったところでしょうか。

外部ソース以外の選択肢ですが、正直現実的ではありません。
所詮フロンでは気化効率が完璧ではありませんし、初速の安定性は期待出来ません。
生ガスが入る事による精度低下も難点となり、現実的に指きりセミオートであっても、完璧に連射に耐えられるのは、エアー以外存在しないのです。
他の液化ガス系では生ガスの防止やOリングやユニットの凍結を防ぐ術が無いので、どうしても動作が鈍くなる原因となります。

また、BV式でセミオートオンリーにするとの事ですが、電磁系のエアー給弾方式を採用した方がはるかに効率が良いと思われます。
BV式はエアロスが大きいという特性から考えると、セミオート用途で使うのは我々の見解ではマッチしないと考えています。
どちらかと言えば、BV式は連射速度を追及するタイプに向いています。

それと、インパクトバルブ式の件ですが、
腹黒様がどのような仕様をご想像されているのかが解りませんが、
単純なシステムでは、コクサイセミオート方式に近い物になってしまうのでは無いかと思います。
電磁制御するにしても、構造が難解となり費用対効果を得る事が出来ない可能性が高いです。
システム的にはリキッドチャージ式に対応させる事は出来ますが、効率を考えると、ストック内部に炭酸ガス+レギュレーターというのが現実的では無いかと考えます。
ただ、ご時勢的にリキッドチャージ対応型を検討必要もあるとは思いますので、丸投げにはせず、時間がある時に色々試してみようと思っています。
Posted by First SniperFirst Sniper at 2011年08月05日 01:06
Webサイトの立ち上げを楽しみにしています。
Posted by タキ at 2011年08月07日 08:00
タキ様、ご投稿頂きありがとうございます。

現在、大体の構築は終わっており、あともう少しといったところですので、
正直大手様のページと比べると至らぬ箇所が多々ございますが、今しばらくの間、ウェブページ完成のご報告をお待ち下さい。
Posted by First SniperFirst Sniper at 2011年08月07日 17:07
 初めまして~ ウワッ!!懐かしい銃をカスタムべース。今の時代、『これなに??海外製??』とかよく近年言われますね。確かにいくら合法にしても、イタチごっこで、外部ソースなんか問わず、エアガン全般なんでもそうなんですが、特に外部ソース=違法。BV=違法 にとらわれがちですね。
 しかしながら上記で上げたように、昔の物よく解らない世代が多く、そういった風に聞かれるだけで、先入感が先で中身(BV式などの構造)も知らず、ただ違法と言うようで、そもそもなんでインナ-バレルが動くのかすら解らすじまい。 現在のエアガン、ボルトアクションにしかり、電動にしかり、簡単に取り出せる仕組みになっていますので、同じ事なんですがね・・・・。
 まァ~どうでもいいですが。全国にはまだまだたくさんの外部ユーザーや使用可能の場所が知っているだけでもいくつか存在し、逆に電動だけ!の所とは全然違う盛り上がりを見せるのは確かです。
 確かに私とは違う、最新型のカスタムですが、喜ばしい事です。
感想でした。。
Posted by まこ at 2011年09月05日 13:27
まこ様、ご投稿頂きありがとうございます。
また、お返事が遅れてしまい申し訳ございませんでした。

こちらも出来る限り、偏見などを持たないように心がけておりますが、
悪い内容は尾ひれがついて、伝言ゲームのごとく伝わってしまいますので、
なかなか昔のような理解を得るというのは難しい状況です。

銃刀法の解釈も様々でザル法だなっというのが正直な見解です。
実際に事件で使用されたら何でも準空気銃で引っ張られると思われます。
事件性に繋がる内容と早合点で判断されて、押収されちゃうなんて事も今後はあるかも知れませんね。

とにかくこちらとしても荒波を立てずに細々と普及活動が出来ればいいなと考えております。
Posted by First SniperFirst Sniper at 2011年09月19日 01:17
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。