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Posted by ミリタリーブログ at

2012年06月18日

マルシン M1ガーランド クリップ音響改良(速報動画)



ご覧頂きありがとうございます。
前回、告知した開発モデルのリストにある、音響強化の試作モデルが完成いたしました。



動画をご覧頂ければお解かりの通り、8発できっちりクリップが飛んで、音響も従来型とは比べ物にならないレベルまで引き上げました。
設計を根本から見つめなおして、6mmBB弾で撃てる仕様に仕上げています。
現時点では、BB弾発射関係の調整を行っておりそれが終わり次第、受注開始となる予定です。
マルシン製ガーランドを使ってやれるところまで、やりました。
マグネシウムクリップ無加工でこの音が出せてます!!
これが限界だと思いますが、お客様は満足頂けたでしょうかface10

  


Posted by First Sniper at 13:30Comments(0)マルシン M1ガーランド

2012年04月29日

マルシン M1ガーランド クリップ音響改良、試作


ご覧頂きありがとうございます。
開発モデルのリストにある、音響強化の実用化に成功しました。
野外で音がかすれてますが、本当に良い音が出るようになったので、これから更に作動方式を詰めていきたいと思います。

  

Posted by First Sniper at 22:26Comments(0)マルシン M1ガーランド

2011年11月19日

マルシン製M1ガーランド 6mmと8mm仕様の違い、不具合について



ご覧頂きありがとうございます。

実物クリップを飛ばすチューニング開発を行った際に、起こった不具合や、8mmBB弾仕様と6mmBB弾仕様のモデルでの、変更点を簡単にご紹介いたします。

まず、一番初めに6mm、8mm共通で起こる致命的な設計不良箇所の指摘から。



ボルトカバーの設計不良です。

本来であればボルトカバーが画像のような線を描いたような傷跡を残さず、その下部にあるレイルの溝に収まる設計となっているのですが、mm単位の設計不良が起きている個体があるようで、ボルトカバーが溝から乗り上げて、溝の上を通過してしまうという事態に見舞われます。
溝の上には画像をご覧の通り、出っ張りが出ていますので必然的にここでボルトがストップしてしまい、閉鎖不良が発生します。
この状態を直すには、一度ボルトを引きなおし、元の溝の位置にカバーを入れ直す必要があり、必然的に二発給弾を行う以外で解決策がありません。
完成品として出荷されたモデルの中には、最初からカバーを引き伸ばしたような跡がある個体もあり、こちらのパーツ自体が設計不良の恐れがあります。
また、出荷直後の段階では快調でも、カバーの擦れによって、パーツが磨耗し同様の症状が将来的に起こる可能性はとても高いと言えるでしょう。
その他のパーツが破損するケースなども含めて、俗に言う200発も撃つとすぐに撃てなくなるというのは、これらの症状が該当すると予想されます。

また、完全に溝の上にカバーが乗り上げなかったとしても、レイル部分の真横で干渉しながら動作をする状況も考えられますので、そこでボルトの後退、前進に致命的な影響を及ぼす場合がございます。
高圧で作動させると、圧力に任せて完全に動作いたしますが、フロンガスで冬場に動かすと高確率で後退不良が起こります。

解決策としては、ディテールを崩しますがボルトカバー自体が乗り上げて、干渉(停止)してしまう箇所を切り落とすか、メーカーが応急処置として行っている内容と同じように更に伸ばして対処する他ないと言った感じになります。
また、その他パーツ部分にも言える事ですが、ネジロック材を使用し緩みのないように心がけた方が良いでしょう。

この不具合の箇所は、当店の快調作動チューニングのメニューの改善内容に含まれたものとなります。




次に、6mmモデルから追加されたパーツについてご紹介いたします。

6mm仕様のモデルは、8mmモデルのパーツをほとんどそのまま流用し、コストを落として移植化が行われておりますが、給弾レイル部分は寸法の変更無しにそのまま流用されています。
8mmBB弾ではジャストフィットするレイルパーツを、6mmBB弾で使った場合、必然的に弾が遊んでしまう事になります。
特に弾の軽い6mmBB弾では、ボルトの前進(ノズルの前進)と同じスピードで弾が必ずしも給弾されず、ノズルの衝撃によって弾がボルトの前進スピードよりも早い速度でレイルを前進し、チャンバーに送り込まれる症状が発生いたします。
これは8mmBB弾にも言える事ですが、遊びがある、重量が軽い6mmモデルの方が、その症状が起きるリスクが高まります。

これらの問題を解決する為に、6mmモデルではレイル中央付近にゴム製の突起が組み込まれ、BB弾の加速を軽減、ストップさせてレイル内でノズルの前進と同期取りを行わせるように新たなパーツが追加されています。

しかしながら、このパーツが有効に機能せずにBB弾がチャンバー手前の坂道でスピンを起こして、ボルトが閉鎖する前にBB弾が本体外へ飛び出してしまう症状が出てきてしまっています。
もちろん、新設されたパーツによってこの症状が起こるリスクは軽減されておりますが、確実な効果は出ておらず、更に使っていけばいくほど磨耗によって不具合が起きてしまうリスクもございますので、このパーツを修正しない限りはまともな動作は期待出来ない状態となっています。
ロットによって改善される可能性が高いパーツですが、初期の物は注意が必要です。

最後に、クリップについてですが、
6mm仕様のガーランドはマグネシウムクリップが標準装備された状態で出荷されています。
しかしながら、クリップ自体は専用設計では無く、8mmモデルからの流用品です。
プラスチックのスリーブが入り、丁度6mmBB弾が8発入るように修正を加えたパーツが付けられたのみという、お粗末な移植となっています。

そして、このプラスチックパーツが大きなデメリットを生じさせます。
それは、クリップの音を激減させてしまうという事です。

当店のM1ガーランド金属クリップの動画で比較検証をした部分をご覧下さい。



8mmモデルを所有されている方にお聞きしたいですが、明らかに8mmモデルのマグネシウムクリップと違った音がしているのにお気づきになられたでしょうか。
プラスチックのスリーブが入り音響が軽減された事により、初期の8mmモデル用に発売されていたプラスチッククリップと変わらない音しか出なくなってしまっているのです。
マグネシウム化してもスリーブが入った事によって、金属化を生かした音響が得られないのです。
8mmモデルでは綺麗な音響が期待出来るのに対して、6mmモデルはとってもがっかりなクリップ音しか楽しめなくなっています。

動画内でも裸のクリップで音の検証をしておりますが、マグネシウムクリップ単体では良い音が十分期待出来ています。
それが、スリーブによって遮られ、結果的にプラスチッククリップと同様の音しか出ない仕様に成り下がってしまっているのです。

これらの問題については、実物クリップによる音響効率アップや、クリップの設計を一部変更する形で対処していきたいと考えております。
実際に比べてみると解りやすいですが、6mm仕様のクリップでまともに音を響かせるのは結構難易度が高いのです。

以上が、M1ガーランドで特に目立つ不具合の内容になります。
これ以外にも2発給弾や、パッキン不良、エアー漏れなど様々な不具合がございますので、ガーランド好きの方は覚悟してご購入される事をお勧めいたします。

また、話は変わりますが現段階で8mmクリップに限定した開発ですが、
純正のマグネシウムクリップでも高音かつ、音響の高いクリップの改造方法を考案しましたので近い内に動画と一緒に公開いたします。
  

Posted by First Sniper at 16:15Comments(0)マルシン M1ガーランド

2011年08月23日

マルシン M1ガーランド6mm 快調作動プロジェクト 2

ご覧頂きありがとうございます。
マルシン製の6mm仕様になったガスブローバックのM1 ガーランド、
色々弄くってたらお亡くなりになられました。
ボルトのローラーまるごとごっそりと・・、合掌。



鋳物だからしょうがないですが、もっと強度の事を考えて作っていただきたいです。
あと、流量関係ですがインサートの入れ方が適当すぎで、結構初速が落ちています。
とりあえず弾出ればいいでしょみたいな、雑な6mm化と思える内容で少し落胆しております。
他の個体が同じような感じになっていないといいですね。
色々グズグズなんで、改良のやりがいはありますが、ローコストで出来るかがかなり不安な内容です。



あと、金属クリップの実用化が机上の状態ですが構想段階まで持っていく事が出来ました。
内部ユニットは実銃と大きく異なる為、忠実に音の再現が出来るかが問題となりそうです。
ガスオペレーションのハドソン製ガーランドに匹敵する感動をマルシンでも再現したいところです。
  

Posted by First Sniper at 21:51Comments(0)マルシン M1ガーランド

2011年08月16日

マルシン M1ガーランド6mm 快調作動プロジェクト



ご覧頂きありがとうございます。
マルシン製の6mm仕様になったガスブローバックのM1 ガーランド、
極少数、先行販売の物を入手したので軽く作動させてみたところの感想です。

いつも通りのマルシンクオリティです。

8mm時代から何っにも変わっておらず、むしろ6mm化によって無理が出てる箇所も多々見つかりました。
特に給弾のレールパーツの仕様がお粗末すぎで、個体による誤差もありますが、
下手なロットに当たると結構な頻度で弾噛みが起こります、それもドライバーでほじくらないと取れないレベルの噛みです。
レールからチャンバーへ弾を上方に上げて給弾するのですが、そこでのトラブルが頻繁に起こります。
その他にも、クリップ周りとボルトの干渉なども見受けられ、当たりが取れている様子がありません。
バレル長があれだけ長いのに5気圧0.2gで初速60m/sですよ、気密も全く取れてません。

せっかく6mmになったのにこれじゃあ、話にならないレベルといったところでしょうか。
モーゼルM712での移植もトラブルの報告が相次いで起こっておりましたが、ガーランドも同様になる可能性があると事前に頭に入れておいた方が良さそうです。
もちろん快調動作の個体もあるようですので、必ずしもどの個体に対しても言える症状では無い可能性もありますので鵜呑みにはしないで下さい。  

Posted by First Sniper at 01:31Comments(0)マルシン M1ガーランド