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Posted by ミリタリーブログ at

2012年07月18日

APSカップの結果や試験結果について



ご覧頂きありがとうございます。
APSカップは無事に終了し、ライフル部門初のプリシーダーの出場記録を何とか残す事が出来ました。
結果が130点と目標には達しませんでしたが、自分なりに考えた中では良い結果が出たと言えると思います。
アウターバレルやスコープに軽く触れただけでセンターがズレてしまう仕様だったので、まるで赤子を扱うように競技銃に接しておりました。
その光景を見た他の方は、とても奇異の目で見ていたに違いありませんface03

結果はさておき、画像の赤印の通り今回の本戦では特殊なコーティング弾を使用しました。
古くはSS9時代から使われてきたコーティング弾で、摩擦係数を抑える事が出来る優れた粉をBB弾に付着させています。
まぁ、素材は黒鉛に近い素材なんですが、市販ではほとんど売られておらず、精度の高い物に至っては特定の業者に特注で頼まないと手に入らないほどニッチなアイテムです。
今回、過去に付き合いのあった業者のツテで、格段に精度の高い粉が手に入りましたので試験的に使用してみました。

精度が上がるという実証においては、今回の競技結果を見れば解る通り信憑性に欠ける内容となっておりますので、検証は後日にするとして、今お話が出来るのは、副産物として得られたとある効能についてです。

その副産物とは、BB弾側で弾痕を残す事が出来るようになったという部分です。
黒鉛コーティング済みのBB弾はデジコン製のピッカ系の物が主流ですが、あちらはコーティングされてはおりますが固着されてしまってコーティングが剥げる事がありません。
それに対して、こちらの商品はあくまで粉をBB弾にふりかけるというやり方で、BB弾に付着させておりますので、ある程度の衝撃を与えるとコーティングされた表面の粉が飛散し、ターゲット側に粉が付着するのです。

APSカップでは、プレート競技やムーバー競技がありますが、そのターゲットにくっきりと弾着が付くので、フライヤー、ガク引きなどはもとより、ゼロインとのズレにより、室内の乱流や空気の流れも的確に見て取れるようになったわけです。
ブルズアイ競技の感圧紙と同様の弾痕を、ターゲットペーパー側ではなく、BB弾の側で付ける事が出来るようになったと言えば解りやすいでしょうか。
BB弾が触れた面にのみ粉が付着するので、感圧紙とほぼ同じサイズで弾痕が残る形となります。

本戦では、ターゲットの汚れ(弾痕)を定期的に落とす必要性が生じる為、今後は規制される可能性も捨て切れませんが、とにかく練習で自分の撃つ癖を見極める事に使う分にはかなり効果が高い物であると実感しました。
特にムーバーで自分が撃った弾がいつも何処に当たっているのか、それらを撃ち終えてすぐに簡単に把握出来るので、自分の癖を見極めるうえでもとても役に立つ内容だと思えました。
仮に本戦で使える事が許されるならば、プレート競技の当たった当たらないという採点ミスの際の判定にも活用が出来るようになります。

ターゲットの汚れ自体は、手洗い用の洗剤やアルコールなどで完璧に取る事が出来ますので、何百発も打ち込まない限りは綺麗にする事が出来ると思います。
当初はオイルレスにしたいチャンバーパッキンなどの摩擦バランスを調整する為の道具として発注をかけましたが、思わぬ副産物に、市販も視野に入れて動いていこうと思います。
恐らくコーティング用のBBボトル付きで、1,000円切るぐらいの値段で出す事が出来ると思います。
市販化は考えていなかったので、色々と実証試験や準備をしておりますので、続報をお待ち下さい。
  

Posted by First Sniper at 02:15Comments(0)その他